青春の溺死体。

好きな人の脳内は覗きたい。ここはいずれ私の脳内になる場所。

つかむ

シングルベットで抱く夢も君も無く、ツインとダブルしか選べない本日の宿泊先ではダブルベッドを選び広々使えるぜと気丈に振る舞う。 現行スマホの液晶が内部から割れ申し、急遽旧来iPhoneにSIMカードをぶち込む始末。片手で隅まで届くサイズは案外どころか…

「最近考えたこと」

母校は中3と高2の時に生徒全員に書かせる作文コンクール的なやつがあり、高2の時に書いたやつが発掘されたので文字起こしします。 高2の時は「最近考えたこと」みたいなのがお題だったはず。 読み返してみると、荒削りとかいうのは当たり前だとしてそもそも語…

卒業文集

書いたやつ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー いつかきっと僕達は渋谷のスクランブル交差点ですれ違うという確信と、あんな人混みの中で見つけられる訳がないという絶対の自信だけがある。 InstagramもTwitterもTikTokと数十年後には全部無いとし…

盟友

恋をする、それだけで何故か生きていけるような気がしてくるのだ。 インスタグラムには今日も同輩が本日の出来事を載せている。 落ちていく日常を見返せることだけは、本当に君は優れていると思うよ。 写真を撮る程には美しくない日々の夕焼けを僕は今日も横…

保存

好きな子の下書きに眠りたい、僕はあの子の心に居たいだけなんです。 下書きを殺す歌。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 久しぶりに何も出来なくなった 元々何も出来ない人間だと言うのはさておくとして、一日中寝こけていた。 何も出来ないので何もしない他無く、結果眠りの一途…

変容

夕暮れ、なけなしの焦燥感で家を出た。西日を追ってそれとなく歩いた。 知っている道を歩きたくなくて知らない道を選ぶ。 下校中の学生達の群れに会って、 同級生とかどうでも良くなれたらいいのに、 と思った。 補充する必要のなさそうな自販機を通り過ぎよ…

先生

思えば全部簡単すぎてつまらなかったんだろうな、と思う。 小学校の図書館には低学年向けに書かれた、フォントサイズと行間の大きな本ばかりが目に入るし、高学年向けの本は薄くて物足りなかったんだと思う。 だからこそ本棚の最上段に追いやられていた辞書…

ビニール袋

めちゃ好きだった先生がいる 向こうにとってはバイトなんだろうけど、辞めると聞いて、5200文字の手紙を書いた。 読む前に燃やしてください、から始まり自分の好きだったバンドの歌詞を引用して終わった。 スマホに下書きしていたけれど文字数の関係で手書き…

天邪鬼

典型的な天邪鬼である、と思っている。 小さい頃、人にどう思われているのかが分からず且つそれに対してどうしたら良いかも分からずに不可解でぼんやりと嫌だったような記憶がある。 小さい子供に稚拙な言葉で話しかけてくる大人を正気かと思っているような…

渾名

中学生の頃、「小学生の頃に呼ばれてて」、と真実を話せば半ば嘘と捕えられてしまうような理由で、本名と似つかない渾名で呼ばれていた。 そう呼ぶように強要した訳では無く自然に、そう呼ばれていた。 中1の自己紹介カードに渾名を書き連ねる時、 2~3回しか呼…

好感度

「これも課題です、決定です。嫌わないで笑」 「上がりようも下がりようもないから大丈夫だよ」 本当は「下がりようがないから〜」と言おうとしていたが丁寧に言葉を選びすぎた結果こうなった。 なんか無頓着な印象なのかもしれない。 不動の第一位なので上がりよ…

初夢

初夢を見た。 正確には二度目なのだが内容を覚えてるという点で初夢ということにさせて欲しい。 端折ってしまえば要は好きな人が出てきたわけである。 そうして1日を過ごしたわけだが、 まあ空虚。 居ないことが日常で、それを今更悲しがっていることに驚い…

好きな人には好きなうちにお金を掛けておくと良い。らしい。 師匠と呼んでいる知人曰く。 そんなわけで私はきちんと、好きな恩師の誕生日にはN万円のプレゼントを渡して学年主任に呼び出しをくらったし、 そこで主任から悪戯の定義について説教されるという…

罵倒語

深夜はあらゆる芸術が生まれていたりする。 ベッドの中で考え事をしていただけなのに 早く寝ろだなんて、 寝てるから。それなりに。 思えば別に、とある子と、縁が明確に切れたわけじゃなかったなって思い出した。別れを告げられた訳でもなくて、自然消滅。 …

後悔

黒歴史って、方向転換をしたから黒くなるんじゃないか、 って、ずっと思ってる。 今の自分と昔の自分がかけ離れているから昔の方が嫌だと思うわけで、 若いまま突き進めばそれは黒歴史にはならないんじゃないか。 例えば厨二病だとか、大人になるまでやって…

感情

生きた心地がする時はどんな時だろう。 君が1番人間らしいのはどんな時だ。 人は誰だって小さい頃、“世界に絶望した”時があるものだと思っている。 そんなだからついつい「あなたが初めて世界に絶望したのはいつですか」なんて問いたくなる。 自分は多数派だ…

お祭り

久方ぶりに同期に誘われて 商店街の小さなお祭りに行ってきた。 隅田川花火大会とか大きなグラウンドを借りて行うような大きな祭りではなかったが、1番胸が苦しくなるのは近所の祭りだと思う。 8月の最後ら辺に開催される近所の小さなお祭り。 宿題がまだ残…

2番目の想い人

少数派じゃないと世界が見えないから 全てにおいて少数派でありたいと思うよ と友人にアドバイスというかそんな感じの言葉で勇気づけたことがある。 多数派に紛れていたら意見の違う他の人に寛容になれないから、とかそういった感じ内容だったはず。 ところ…

他人の母の死

「母の容態が悪くなったらしいので帰省」 こちらが勝手に見知った気になっているだけのただの赤の他人で、Twitterで相互になれて嬉しかった尊敬してる人。 「母を亡くして何かオーラが出てるのか皆優しい」 漠然と喪失感を得た。 まあ、それなりに涙も出た。…

座右の銘

心に残った一文って、自分にはないなと思った。 好きな人の好きな言葉は覚えている。 「会うは別れの始め」だ。 好きになって、会えなくなって、 今でもたまに思い出を見返すと、 この言葉に出会う。 毎回、なんて綺麗な伏線回収だ、と思う。 もう最早仕方な…