青春の溺死体。

好きな人の脳内は覗きたい。ここはいずれ私の脳内になる場所。

さみしいね、さみしいよ

 

 

 

4年振りとかだろうか、元ストーカーと会ってきた。元と付くのは、もう既にそのことについては和解したからだ。

今はそいつとは別の俺に執着してる人がいるが、それはまた次回のお話ってやつだ。

 

 

 

出会った頃の、俺が面白いと思った人間に戻っていた。ああそうだ、この傍若無人っぷりに惹かれて共にいることを好いていたのだったよ。

奴に縋られていたのは受験勉強という明白なストレス要因がある時期だったから、そこを抜けたら健康に戻るというのは何の驚きもない当然の道理である。

 

 

 

 

 

俺を東大受験に駆り立てた要因のひとつは彼だった。

あとはまぁ推しとか武道館とか器用貧乏とか入試問題とか、なんか書いてみると色々あるけど出会ってなかったら目指せていたかは分からない。

 

 

 

無事そいつは受かって俺は落ちることになる訳だが、珍しく私の受験勉強の日々は中々に宝物と呼べる。今でも外国のお客さんをなんとか接客できるレベルには遺産も残っているし、その程度には頑張っていたなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

とにかく人の目を気にしないところが素敵だと思っていた。こう見えて私は人の目を気にしてしまう時もまだまだあるので、己に降りかかる風をものともせずに浴びる姿は、鳥かご高校の頃のチュンチュン小鳥ちゃん私にはひどく輝いて見えていた、のだと思う。

 

 

 

 

 

 

1日に水を6L飲むマッチョになっていた

あらゆる移動の度にトイレに行かせるから、少し彼氏の気分だ(多分ね)

 

 

 

 

 

変わってないなぁと言われる

君は元に戻って良かったねと思う

健康になられてようござんすなんて言う

そうでもないけどなぁと睡眠薬

 

 

 

 

 

 

 

あの人の中で俺は別名保存だったようだった

 

別名のままゴミ箱の中で保存されているようだった

 

 

 

俺が素敵なのなんてとっくに知ってるから、そんなことを会話のタネにされたところでつまらない

その時だけ君はつまらなくなる

 

 

もっと君の専門の話をすればいいのに

 

 

 

 

 

 

 

友達に戻ったと思っているのは俺だけなのだろうか、また1ヶ月後にも来るらしい さながら通い妻のようなものだね ははは

 

笑って誤魔化すなよ

人に好かれるのはしんどいんだ

 

 

 

 

 

推しって呼ぶ人のことを僕はべらぼうに愛してしまうけど、自分がそういった類の愛を受けることは時にしんどくなってしまう

だから私は神様にはなれないんだよなぁ

ストーカーと呼べるほど私に執着してくる人間を拒絶する度に、私は自分の人間性を実感する。かといって受容していればいずれ私の精神は向けられた愛憎に蝕まれてしまうだろう。

 

 

誰も私のことを好きとは呼ばないで

私のことを好きと分かる言動だけでいい

何も語るな

好意的な発言の中では息がしにくい

 

 

 

俺の事 もう誰も好きにならないで

「抱きしめる手なんて選ばなきゃいくらでもあるわ」

 

 

 

 

 

 

 

好きでこんな魅力的に生まれた訳じゃない

 

 

 

オホホ 贅沢な話ね

そうね。